光の反射により文字盤がキラキラと輝くので非常に美しく魅了されます。

「セネタ・エクセレンス」は2016年に当時CEOヤン・ガマーの試作機を見せた時に『エクセレンス!』と言い、その言葉のままモデル名にしています。

2023年に発表された「セネタ・エクセレンス・パノラマデイト・ムーンフェイズ」に新たなフロステッドカッパー文字盤が採用され、その新作モデルが今年、発表されました。

フロステッドカッパー文字盤は、エルツ山地とその地下深くに眠る鉱物資源から着想を得ています。

カッパーというとあまり馴染みがありませんが、『銅』に似た色合いになっています。

色合いは、サーモンピンクに近いと個人的に感じています。

そして、フロステッドという字の通り、霜が降ったような凹凸のある文字盤に仕上がっています。

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光の反射により文字盤がキラキラと輝くので非常に美しく魅了されます。

時・分針は、青焼きの針(ブルースティール)を用いています。

インデックスのローマインデックスは、アプライドを採用し、ソリッドゴールドにブルーコーティングを施しています。

10時と11時位置の間にムーンフェイズを配しています。

一般的なムーンフェイズが約3年に1日の誤差がありますが、「セネタ・エクセレンス・パノラマデイト・ムーンフェイズ」のムーンフェイズは、歯車の歯を細かくする事で理論上約122年に1日の誤差しかありません。

4時位置には、パノラマデイトを配しています。

パノラマデイトとは、1の位と10の位を同心円状に組み込む事で、ムーブメントのスペースを小さくする役割と文字盤と日付表示の段差をつけないようにする役割があります。

そして、リューズで日付を変更する際にカシャッカシャッという音と何とも言えない手に伝わる感触がとても良く、ここが私個人としては、一番推したいポイントになります(笑)

ケース裏は、シースルーバックになっており、ドイツ伝統のムーブメントを堪能できます。

搭載れているムーブメントは、自社製キャリバー36-24です。

ローター外周部には素材を21Kゴールドを用いる事によって重く、巻き上げ効率を上げています。

ローターのロゴには、肉抜き加工を施し、ロゴの間からムーブメントを鑑賞する事ができます。

テンプ受けは職人がツルの意匠のエングレービングを手彫りで施した上にゴールドメッキ加工を施しています。

素材としてシリコンを用いているので、非常に耐磁性のあるドレスウォッチに仕上がっています。

精度の調整は、チラネジを調整する事でテンワの慣性モーメントを調整します。

さらにスワンネック緩急針でも精度の調整が可能です。

その他にも青ネジや3/4プレート等、語らなければいけない事がたくさんありますが、今回は省かせていただきます。

個人的には、3/4プレートの上に巻き上げの歯車をあえて出し、リューズの巻き上げで歯車が動く様が好みです・・・笑

ムーブメンクロノメーター規格として、有名なのはスイスのCOSCで、15日間テストを行い、精度等クリアしたムーブメントのみがCOSC認証を受けます。

「セネタ・エクセレンス・パノラマデイト・ムーンフェイズ」は、自社で6つの姿勢と3つの温度下で24日間もテストを行います。そのテストに合格したムーブメントだけが製品化されるため、非常にコストと時間がかかります。

ドレスウォッチとは思えぬスペック

主ぜんまいには、ロングのシングルバレルを採用することでパワーリザーブは、100時間とドレスウォッチでは考えられない程の長さです。

裏蓋のケース固定には、「バヨネット式」というカメラのレンズを固定する方式を採用しています。

3〜4本の爪とストッパーでロックするため、衝撃にも強いケース固定です。



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