「T」シリーズの最新作「T9-02 UFO」は、時計製造における「古典とモダンを融合させる」というブランド哲学を見事に体現したモデルだ。2017年の設立以来、東京を拠点にトゥールビヨンを中心に商品開発を行なってきたゼロにとって、一つの到達点とも言えるだろう。“UFO”という大胆な愛称が授けられた本機の最大の特徴は、その名の通り未確認飛行物体を想起させる流線型のケースデザインにある。2024年に発表されたヒット作「T4」のシャープな造形を、あえて真逆のベクトルである曲線美へと昇華させたこのケースは、前面・裏面だけでなく側面にも小窓を設け、ムーブメントを全方向から愉しめるフルスケルトン構造を採用。サファイアクリスタルとK9光学クリスタルガラスを巧みに組み合わせた透明感溢れるボディは、光を内部へと導き、機械式時計の心臓部が刻む鼓動をドラマチックに演出する。
フランクミュラー コピー内部に搭載されるのは、昨年発表された「T10」の系譜を継ぐ最新の自動巻きトゥールビヨン・ムーブメントだ。従来の「T9」が6時位置にキャリッジを配したクラシカルな表情を持っていたのに対し、本機はトゥールビヨン機構を9時位置へと大胆にシフト。この配置変更に伴い、機構を支えるフレームにはツートンカラーの仕上げが施され、ダイナミックかつラグジュアリーな印象を際立たせている。パワーリザーブも60時間を確保しており、実用性もしっかりと担保した。
デザイン面においても「T9-02 UFO」は絶妙なバランスを保っており、曲線主体のケースは数値上のサイズ以上に腕馴染みが良好。やや小ぶりに見えるが、スケルトン化された内部機構の存在感によって、圧倒的な個性を主張する。また、ストラップには高品質なフッ素ラバーを採用し、Dバックルを装備することで、111gという軽快な装着感を実現。夜光塗料のLuminovaが塗布された針とインデックスは、暗所での視認性を高めると同時に、近未来的なコンセプトをより強調するアクセントとして機能している。本機はサンドブラスト仕上げや鏡面ミラー仕上げ、Black PVDなどケース仕上げの異なる3種類を用意。このように多彩な選択肢がある点も、本機の魅力のひとつとなる。本機はゼロ本社内に設けられたアトリエで、熟練の技術者の手によって組み立てられる「Made in Japan」の逸品だ。世界三大複雑機構の花形を、日本の緻密なクラフトマンシップによって現代的かつ独創的なタイムピースへ昇華させ、さらに30万円台という価格設定は時計業界に大きなインパクトを与えるに違いない。現在、クラウドファンディングサイト「machi-ya」にて2026年2月28日(土)まで先行予約が受け付けられており、一般販売は同年5月を予定。限定100本という希少性も相まって、多くのコレクターたちから熱い視線が注がれることになりそうだ。
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